最近、世界中で気軽にバストアップが図れるとして、豊胸手術がさかんになっている。

なんだかんだ、男性は胸の豊かな女性に弱いので、ある程度のルックスがある女性の間では、仕上げにバストのサイズアップをすることはさして抵抗のあるものでもなくなったようだ。

とはいっても、胸を切開してシリコンを詰めるのだから、想像してみるとグロテスクな手術ではある。

1990年代に実際に起きたという事件。


ある女性は、通りすがりの男性が必ず振り向いてしまうほどのグラマラスな体が自慢だった。

そんな女性は、あるとき、海外旅行のため、飛行機に乗り込んだ。

ほどなくして、飛行機は離陸。その時、ある異変が女性を襲ったという。

なんと突然、女性の胸の中で何かが破裂するような音が2度ほど聞こえ、その直後に彼女のバストが目に見えて萎びてしまったというのである。

実はこの女性。インプラント用のシリコンバッグを、ありったけ胸に詰めるという手術を受けていた過去があったのだが、そのシリコンの詰め物が気圧の変化に耐え切れず破裂したというのである。

結局、この女性のバストは、見るも無惨なものになってしまったのだとか。

以前、世界中で使用されていたというあるシリコンバッグは、10年ほどで劣化して破裂する可能性がある危険なものだったという。

女性が胸に詰めていたのも、このシリコンバッグだったのかも知れない。