金銭目的で夫を殺害しようと、その妻が大量のインスリンを投与した事件。

2004年1月、犯人の鈴木詩織(すずきしおり)33歳は夫に風邪薬と嘘をつき、睡眠薬を飲ませ眠らせる。

夫が眠った後、詩織は通常の10倍以上のインスリン注射をする。


翌日、夫は救急車で運ばれ一命をとりとめるが、脳に障害が残り植物状態となってしまう。

犯行後、詩織は浅草に逃亡し風俗嬢として働き始める。働き始めた風俗店で人気嬢となり、自分の店を持つまでになった。

違法な本番行為も行い、金を貯め、1000万円以上かけて美容整形もした。

この頃から、詩織は夫の口座から金を必要以上に金を引き出そうとするようになる。不審に思った夫の遺族が、捜査を依頼し逮捕に至る。

判決は懲役15年の刑で、現在服役中である。