自殺希望者を自殺サイトで集め、なぶり殺した異常犯罪事件。

2005年8月、犯人の前上博(まえうえひろし)36歳は、自殺サイトで、「集団自殺しませんか」と自殺希望者を集め、自殺を手助けして殺していた。

前上は窒息フェチという異常性癖を持っていた。前上がこのような性癖を持つようになったきっかけは、少年時代に読んだ推理小説の挿絵を見てからである。


また、前上は白色スクールソックスに興奮するという性癖も持ちあわせていた。中学生時代には、教育実習に来た女子大生の白いソックスに興奮し、窒息させるという妄想にふけり自慰行為をしていたという。

大学時代には、白色ソックスを履いた友人の首を興奮のあまり、絞めたこともあるという。

窒息に興奮するという行為がエスカレートし、ついに殺人まで犯すようになってしまう。

前上は、自殺サイトで集めた自殺希望者に必ず白いソックスを履かせ殺していた。

被害者がもがき苦しむ姿に興奮するため、失神させては蘇生させるという異常行為を繰り返し、いたぶりながら自殺希望者を殺害していた。

2007年に前上に死刑が宣告され、2009年刑が執行された。