刑務所で知り合った犯人たちが資産家宅を放火して殺害した事件。

2002年8月、千葉県松戸市のマブチモーター社長宅で社長の妻と長女が殺害され、ガソリンで放火される。

マブチモーター社長は、地域では資産家として知られており、会社も小型モーターを製造し世界シェアを占めるほど成長をしていた。


現場からは1000万円相当の貴金属が盗まれていた。捜査当初は手がかりをつかめず、事件は未解決のままであった。

事件発生から3年後の2005年、別の窃盗容疑で逮捕された小田島鉄男(おだじまてつお)62歳と守田克美(もりたかつみ)55歳がこの事件の容疑を認める。

2人は前科持ちであり、服役中に知り合いマブチモーター社長宅への強盗を計画したという。

また、他にも金券ショップ経営者ら2名を殺害し、現金を強奪するという犯罪も犯していた。

裁判では、2人に死刑が言い渡された。従犯の守田は、「小田島に逆らうことができず、逃れられなかった」と
供述した。