離婚訴訟のトラブルから、妻の代理人の弁護士を刺殺した事件。

2010年6月、犯人の平川隆則(ひらかわたかのり)41歳は横浜市にある弁護士事務所にある42歳の弁護士を刃物で殺害した。

平川は、この弁護士をサバイバルナイフで数回刺し、殺害後非常階段から逃走した。


外出から戻った女性事務員は、平川とこの弁護士が口論している姿を見たという。

平川は、2009年に妻からドメスティックバイオレンスが理由で離婚訴訟を起こされていた。

この訴訟を担当していたのが、被害者の弁護士である。平川は、妻から慰謝料などを請求され、日頃からこの弁護士を恨んでいたようである。

常日頃から、平川はこの弁護士に「妻に会わせろ」などと詰め寄っていたようである。

裁判では、平川は殺意を否認していたが、複数の凶器を用意していたことなどから、「殺意あり」と判断され無期懲役の刑が下った。