ストーカー被害を訴えていた女子大生が、無残にも殺害された事件。

1999年10月、JR高崎線桶川駅前で被害者である女子大生が元交際相手とその兄が雇った男によって殺害された。

犯人の小松和人(こまつかずと)27歳は、この元交際相手の女子大生に別れを切り出され、兄と共謀しストーカー行為を繰り返したあげく、殺害に至る。


小松は、たまたまゲームセンターに遊びに来ていたこの女子大生に声を掛け、交際を始める。

この時小松は、年齢をごまかし、職業も風俗店勤務にもかかわらず、「自分は消防士である」という嘘をこの女子大生につく。

その後、小松は一方的にこの女子大生に数十万もするバッグなどを贈るようになる。

女子大生が小松のプレゼントを断ると、逆上し怒鳴り付けたりもした。

またこの頃から、30分おきに女子大生の携帯電話に電話をかけるなどの異常な行動も目立つようになる。

小松の異常な行動に耐えられなくなった女子大生は、別れを切り出すが、小松は認めず「家族をめちゃくちゃにしてやる」などと脅すようになる。

結局、被害者一家が警察に被害を訴えていたのにもかかわらず、警察はとりあわなかったため、犯行が殺人にまで至ってしまう。

犯人の小松和人は逃亡先の湖で自殺。兄は無期懲役となった。