タクシー運転手という地位を利用して、次々と女性を殺害した事件。

1996年4月、広島のタクシー運転手であった日高広明(ひだかひろあき)34歳は、営業中に女子高生に声をかける。

二人はラブホテルに入るが、日高は女子高生の身の上話を聞くハメになる。


同情した日高は女子高生に金を渡すが、その話が嘘だとわかると、日高は首を絞めて殺害する。その後、女子高生の遺体を田んぼの側溝に捨てる。

殺人の味をしめた日高は次々と犯行を繰り返すようになる。

8月には、23歳のホステスとラブホテルでセックスをした後、そのホステス嬢を殺害する。

9月には、路上で客待ちをしていた45歳のコールガールを殺害する。

犯行当時日高は、サラ金に手を出し、その金を使いまくるなどの荒んだ生活を送っていた。

最初に女子高生を殺害した快楽殺人の興奮が忘れられず、犯行を繰り返すようになってしまう。

逮捕後も、「どうせ自分なんて」と自暴自爆に陥っていた。

2000年広島高裁で死刑判決が下された。