被害者に訴えられた事を逆恨みし、その女性を殺害した事件。

1997年4月、江東区大島の団地の4階にあるエレベーターホールでJT(日本たばこ産業)に勤務する女性(当時44歳)が持田孝(もちだたかし)54歳に胸や腹などを刺されて死亡した。

持田は以前、この女性を強姦して全治2週間の怪我を負わせていた。


この被害者の女性が警察に通報し、持田は逮捕された。

この刑の服役後、持田はこの時に逮捕されたことを逆恨みして、再びこの女性を襲ったのである。

持田は裁判で、「警察に強姦の件について言わないと約束をしたのに破ったから殺した」と述べた。

また、「謝ってもらえれば、殺すことはなかった」と自分勝手な理由を述べた。

1審では無期懲役が言い渡されたが、2審以降では身勝手な犯行で酌量の余地は無いとされ、死刑が下される。

2008年2月1日、持田の死刑が執行された。