年の瀬に一家4人を殺害し、いまだ犯人不明の未解決事件。

2000年12月30日午後11時頃、世田谷区に住む宮沢みきおさん宅の一家4人が殺害された。

翌31日に、隣に住む妻の実母がこの家を訪れ、一家4人が殺害されているのを発見した。

犯人は一家4人を刃物で執拗に刺したと見られている。

みきおさんは数数か所を刺され、妻の泰子さんも顔や首などを数か所刺されている。

犯人は一家4人を殺害後、逃亡せず翌朝まで10時間以上この家に留まったという。

パソコンを触ったり、アイスクリームを食べるなど犯人は異常な行動をとっていた。

犯人不明の未解決事件となってしまい、年の瀬になると必ずマスコミがこの事件を取り上げるようになった。

世田谷一家殺人事件は、現場に多くの遺留品が残された。

犯人が着ていたトレーナーは、都内で10着した販売されていない限られた物であった。

また、犯人が履いていたと見られるテニスシューズは韓国のみで400足製造販売されていたものである。

靴のサイズは28センチであり、かなり大柄の男と見られる。

殺害に使用した包丁は、現場付近で事件前の29日に小田急線の経堂駅近くのスーパーで2本販売されたという。

現場に2枚の黒いハンカチが発見された。犯行時に包丁を固定する際の滑り止めの目的で使用したと鑑定された。

もう一枚は、覆面用のマスクとして使われた可能性が高いという。

ハンカチに付着していた香水は、フランス製の「ドラッカーノアール」であった。

犯人が残したバッグから「アメリカの砂」と酷似した砂が発見された。

軍隊経験者や犯罪グループの犯行という線は現在は完全に否定されているのであった。

2007年から、この事件は捜査特別報奨金制度の対象事件に指定となった。