主犯の女が看護学校の仲間を利用し、保険金目当てに仲間の夫を殺害した事件。

1998年1月、主犯の吉田純子(よしだじゅんこ)42歳は看護学校の仲間4人と共謀し、仲間の夫に睡眠薬を飲ませる。

こん睡状態にして、この夫を殺害し保険金3500万円を搾取する。

1999年の11月には、看護学校の友達である石井ヒト美の夫を睡眠薬で眠らせ、静脈に水を注射するなどの自然死に見せかける細工をし殺害。


搾取した保険金で吉田らは、海外旅行やマンションを購入するなどの豪遊生活をするようになる。

2001年8月、共謀者の石井ヒト美が自首をし吉田らも逮捕された。

主犯の吉田は、自己顕示欲が強く「金は裏切らない」と考える物欲者であった。

共犯達に対しては、弱みにつけこみ吉田に逆らうこと
ができない主従関係を作り上げた。

自らを「吉田様」と呼ばせ、他の共謀者3名を奴隷のように扱っていた。

吉田は同性愛者であり、他の共謀者に度々肉体関係を迫ったという。

2004年9月、吉田には死刑判決が言い渡された。