トップクラスのものまね芸人が愛人に殺害されてしまうという哀れな事件。

1987年9月4日夜、ものまね芸人の佐々木つとむと同棲していた中野美沙(なかのみさ)が、自宅の高島平のアパートで佐々木を刃物でメッタ刺しにする。

美沙は佐々木と愛人関係にあった。佐々木と中野は新宿のポーカーゲーム店で知り合ったという。


その後、二人は愛人関係になり同棲をするようになった。美沙は他の男と関係を持ち稼いだ金を佐々木に貢いでいたようである。

佐々木はその金を自分の借金の肩代わりなどに使った。味をしめた佐々木は、美沙に更に金を要求するようになった。

こうした佐々木の行動に耐えきれなくなった美沙は、佐々木に別れを切り出すが、美沙は佐々木と別れることはできなかった。

事件当日、美沙が飼っていた犬を佐々木が殴って骨折させたことがきっかけとなり、美沙は衝動的に佐々木の全身を刃物で刺して殺害した。

佐々木殺害後行方をくらました美沙は、青森県むつ市の陸奥湾で自殺しているのが発見された。