2002年4月、石川県野々市町役場に病死と届けられた加藤善一郎さん(77)の遺体が、全くの別人であったことが発覚するという事件が発生。

さらに大阪府内で頭蓋骨が見つかった、もう1人の人物も、加藤さんの替え玉に仕立てられ、死亡届けを出されていたことが分かった。加藤さんの妻である尹麗娜容疑者が、加藤さんの遺産を不正に相続しようと2人の男性を替え玉にしたことが分かった。

公正証書原本不実記載使用容疑で指名手配されていた容疑者の1人は石川県で逮捕するも、替え玉事件の主犯と見られる尹麗娜容疑者は現在も逃走中。


加藤善一郎さん本人も、いまだ行方が分かっていない。

事件は加藤さんの娘に、住民票の移転先の市役所から問い合わせがあったことから発覚。

尹容疑者は2月16日、加藤さんの健康保険証を持っていた男性が死亡後、身を寄せていた野々市町の知人宅を離れたが、同月24日にいったん戻り、その後行方不明だという。

石川県野々市町で今年2月、病死した男性が、死亡届に記載された戸籍上の男性と別人だった事件で、戸籍上の男性の娘3人のうち2人の住民票が大阪市内に、また戸籍上の男性の住民票が石川県に異動させられたのは、1月31日から2月1日だったことがわかった。

全てはこの女の画策した非道な計画であったのだが、肝心の加藤さんは、果たしてどこに行ったのだろうか?