私たちの日常は、ふとした拍子に奇妙な世界と通じ合ってしまうもの。

昨日まで、たしかにそこにいたはずの人が忽然と消えてしまうこともあれば、逆になかったはずのものが唐突に姿を見せることもある。

2014年4月。イギリス南部レミントン・スパの上空に、なんとも不気味な現象が発生し、複数の市民がこれを目撃した。


それは上空に浮かんだ奇妙な黒い輪。

一体その正体は何なのか。それは、未だに皆目検討もついていない。

輪はやや不定形に歪みつつもかろうじて形を維持し続け、数分間に渡って延々目撃者を釘付けにしていた。

目撃者の1人は、母親と一緒にこの輪に遭遇しており、携帯電話での撮影に成功している。

輪はどうやらウォリック城という現地のランドマークの上に出現していたということだが、このウォリック城には特に言い伝えられる曰く因縁のようなものはない。

鳥でもなく、いたずらでもなく、ましてやUFOのようにも見えないそれは、一説には昆虫が群れているだけだともされている。

しかし、わざわざ群れる際に長時間輪を形成する昆虫なんて、私たちの住むこの日本には存在しないはず。

現地の昆虫の生態はあまり詳しく紹介されることもないのだが、あるいは羽虫の密集隊形の過ぎなかったのかも知れない。